がん治療

がん治療
ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
がん治療において、その過程で失われる体力をどのように回復させるか、またどのように低下を防ぐのか。これらは大きな問題点であるにも関わらず、現在の治療ではなかなか考えられていないことです。
意外に、体力的なことをしっかりと補うことにより、免疫が下がらずにいられ、風邪をひきにくく元気でいる時間が長い、ということがあります。
体力を落とさないということを治療目標に取り入れるだけでも、得られることがあるのです。

詳しいプロフィール

関連ブログ紹介

オーソモレキュラー療法
うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。
投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。
高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

オーソモレキュラー療法
携帯からアクセス
qrcode
朝日新聞の”どくしょ応援団”でとりあげてもらいました
JUGEMテーマ:健康


こちらのブログでは、大変お久しぶりになってしまいました。
クリニックが移転して、点滴の場所を広くすることができたのですがエアコンの調整が思うように行かず、点滴をしている患者様には不便をおかけしています。今はビル管理会社と交渉してエアコンの調整をお願いしているところです。

さて昨年に出版した「がんになったら肉を食べなさい」(PHPサイセンス・ワールド新書)が、昨年12月25日の朝日新聞で取り上げられていました。これも実はもと患者さんから教えてもらったのですが・・・。

取り上げてくれたのは、早稲田大学教授の池田清彦先生でした。
僕の本以外には、「感染症と文明 共生への道」(岩波新書)と「腸!いい話 病気にならない腸の鍛え方」(朝日新書)の2冊を取り上げています。
池田先生は、”病気から文明を考える”というタイトルをつけて自分の本を含めた3冊を取り上げポイントを解説してくれています。

「感染症と文明 共生への道」では、人類が農耕を始めて、定住と人口増加が起こったために感染症が大きな問題になったのだから、感染症を根絶することはできない。すなわち人類は感染症と共生せざるをえない・・・ということが書かれていて、自分の「がんになったら肉を食べなさい」で紹介しているがんとの共生に通じると評してくれています。

いまや日本人の2人に1人がガンにかかり、3人に1人がガンで亡くなるという時代になっています。
これもある意味、私たちの生活環境を含めた文明の結果であるといえるものかもしれません。
そしてこれほどの頻度でかかる病気を根絶させようとすること自体に疑問を感じてしまいます。

医療の進歩で早期のガンについては根治するこが可能になってきました。
そしてどのようなステージでがんが発見されたとしても、自分の食事を含めた生活環境を見直し、その後の環境を自分にとって本当に良好なものに変えるきっかけにしなくてはならないのです。

がん治療の目標は、
理想としては、がんの根治
そして先ず現実的な目標として、がんがあっても日常生活を支障なくおくり天寿を全うすること

というように治療目標にもステージを作っておかなければ、いたずらに身体をただ痛めつける治療に専念することになりかねないのです。
| ひとりごと | 23:10 | comments(1) | trackbacks(0) |


がんのときの食事
JUGEMテーマ:健康


いつもクリニックのご利用をありがとうございます。
かねてから改善したいと思っていたのが、点滴スペースの改善でした。

今のクリニックでは、がんの患者さんで体調が悪い方々にも、騒々しい待合室と同じスペースで点滴をお願いしていました。
新しいクリニックでは、点滴のスペースを一番眺めが良くて静かな場所に作ることが出来ました。
また男女別のトイレなので点滴中でもトイレが利用しやすくなると思います。

新しいクリニックは、今のクリニックから歩いて5分ほどの所です。
新宿通り沿いで、点滴スペースからは天気がよいと新宿御苑の木々を見ることが出来ます。
少しでもくつろいだ雰囲気で点滴の時間を過ごして頂ければと思います。

さて、がんのときの食事については広く知られているゲルソン療法や玄米菜食などを始め、いろいろな方法があります。
先日も受診された患者さんの検査データは、毎月毎月低タンパクが進行しコレステロールも下がり貧血も進行していました。

もちろん自覚症状も疲労感が強くなり、外出する意欲もなくなり、食べるものも好きなお肉を控え玄米と野菜だけ・・・・そんな状況をみて疑問をもったご家族が新宿を捜して来院してくれました。

いままで信じて行ってきた食事をいきなり変更することには抵抗があります。
検査データに基づいて必要な栄養素をお伝えし、大豆タンパクにアミノ酸組成を変更して肉のようにしたプロテインを摂取していただくことにしました。

少しずつ食事からのタンパク質の摂取も無理の無いように増やすようにお願いしました。
がんの治療は、まず患者さんの全身状態を整えることです。

そのことが、効果の可能性がある様々な侵襲的な治療をしっかりと全うできる状況をつくることになります。
そしてなにより、患者さん自身が元気になり意欲が向上することを実感することです。

朝晩は少し寒くなっていますが、日中は素晴らし秋空とすがすがしい風を感じることが出来るこの頃です。
がんの治療中の患者さんにも、そんな感覚を感じていただけたらと思います。
| ひとりごと | 09:55 | comments(0) | trackbacks(0) |


『がんになったら肉を食べなさい』発売のお知らせ
JUGEMテーマ:健康

2011年7月16日発売:がんになったら肉を食べなさい(PHPサイエンス・ワールド新書)がんになったら肉を食べなさい
がんに勝つ栄養の科学

(PHPサイエンス・ワールド新書)


ようやくがんと栄養の本ができあがりました。
今回の出版社は、PHP出版の科学系を扱っているサイエンス新書というところからです。

この本は、出版までかなり苦労したので出来上がったときの思いもひとしおです。
先日10日行われた講演会で、出版社から無理をいって500冊一般発売前に購入させてもらい、講演会へ参加いただいた皆さんへ買っていただくことができました。
一般書店では、17日から発売されると聞いています。

この本で、がんやがん細胞がいったいどんなものであるのかを理解していただきたいです。
ある意味、必死にみずからの存在を継続させようとするメカニズムに、驚きや新鮮な感覚があるのではないかとおもいます。
そして一方では、がんやがん細胞が生じたときの身体の反応の凄さにも、同様に驚きや新鮮さを感じていただけるものと思います。どんな抗がん剤よりも強力にがんとがん細胞を攻撃し、正常細胞には全く害をあたえない、人間の免疫については畏敬の念を感じてしまうほどです。

ただその強力ながんへの免疫を充分に発揮させるためには、そのために最適な栄養状態が必要であるということです。
そして一度くるってしまった場合では、通常の食事からの栄養素の補給では免疫機能を発揮させる状態にするのは困難であるのです。

今回の本では数人の患者さんの経過を紹介させていただきました。
その中のお一人の患者さんには、まっさきにこの本をプレゼントさせていただきました。
自分と、その患者さんにしか分からないメッセージを書いて、協力してもらった感謝の気持ちと、この先も一緒に戦ってきましょうね。。。という気持ちを込めました。

一人でも多くのがんで苦しまれている方へ、家族ががんになってしまった方へ、がんやその時の身体の変化などに興味がある方へお読みいただけると幸いです。
| ひとりごと | 21:37 | comments(5) | trackbacks(0) |


がんの本出版と講演会のお知らせ
JUGEMテーマ:健康


大変ご無沙汰しております。
今回の本は難産でした。。。。

がんの病態についてのメカニズムをできるだけ詳しく書きたかったのですが、そのような内容の場合には出版社は難色を示します。
今回は、PHP出版のサイエンス新書という、科学系の内容に特化した新書シリーズで取り上げてもらえることになったのです。

抗がん剤の効果や副作用がなぜでるのか?
がん治療の効果判定はどのような基準なのか?

がんの発生と増殖・転移などのはどうして起こるのか?
がんに対して、身体はどのように抵抗し闘っているのか?

私たちは、どのようにして身体が持っているがんへの抵抗力をサポートすることができるのか?
がんの治療は、何を目標にもっておくことが大切なのか?

そんな内容です。

その本は、7月10日のうつ〜がんの栄養療法の無料講演会で先行販売することができるようになりました。
限定500冊です。
一般販売は、その1週間後ぐらいからだそうです。

いつもいつも思うことですが、人間の身体は本当に素晴らしい。
数百万年、過酷な地球の環境で生き延びてきた人類には、とてつもない可能性が仕組まれているのです。
どんな病気を治すときにでも、その能力を生かさないともったいないです。

今回の本では、そんなことをお伝えできればと思っています。
| ひとりごと | 17:48 | comments(0) | trackbacks(0) |


がんと栄養の本がいよいよです
JUGEMテーマ:健康


2ヶ月ぶりのこちらのブログへの投稿になってしまいました。

それだけではないのですが、がんの本の執筆の期限が迫り、資料を集めているとどんどんと書きたい内容がふえてしまい……という言い訳です。

さてこれからカナダの学会へ向かいますが、今年もがんの治療についての演題があります。
また本で紹介したくなったらどうしよう……と心配しています。

ちょっとフライングですが、本の内容を少しだけご紹介します。

──────────────────────
▼ がんになったら糖を控えて肉を食え

がん細胞は、分裂を繰り返し増殖し転移するために必要なエネルギー源を血液中のブドウ糖から得ています。
がん細胞のブドウ糖消費量は正常細胞の約6倍と言われ、がんが身体に存在すると、まさに大量のブドウ糖が血液中から消費されてしまうことになります。そのため多くのがんでは、時に低血糖発作を起すことになるほどです。

このことは、糖尿病の患者さんではある種のがんの発症率が糖尿病でない場合よりも高くなる理由のひとつとなります。
つまりがんはブドウ糖が大好きで、血液中にブドウ糖があふれていると、生き生きと活動性が亢進し仲間を増やす作業を刺激することになるのです。
がんを早期に発見することができる検査にPETという方法があります。これは特殊な操作で変化したブドウ糖に似た構造を持つ物質を点滴で注入し、その物質をブドウ糖と間違えて取り込んだ小さながんを見つける画像診断法です。

がんが存在すると、身体の組織から血液中へ大量のブドウ糖が供給されるように身体が変化させられてしまいます。
正常の状態では、血糖値が低くなってくると肝臓を中心として糖新生という機能が働きます。
ところががんがあると、肝臓での糖新生が常にフル回転となり、血液中のブドウ糖濃度である血糖値が低くなくても肝臓からの血液中へブドウ糖が供給し続けられてしまうのです。肝臓における糖新生の材料は、糖原性アミノ酸です。これは主に筋肉に多く含まれるため、がんが存在するとその活動のエネルギー源であるブドウ糖をつくるために、大量の糖原性アミノ酸が消費されることになります。
その結果としてがんの患者さんは、筋肉がやせて来て手足が細くなり頬がこけるようになってきてしまうのです。

がんの食事療法で肉や卵などの動物性タンパク質を控えることを指導されることがあります。
というか多くのがんの食事療法で肉を控えることが強調されています。その理由には、がんがタンパク質を利用して大きくなることが書かれます。

これまでのがんにおける糖新生の亢進の理由をご理解いただければ、がんは食事中に含まれている動物性タンパクを利用するのではなく、食事の中にどのような種類のタンパク質がいかなる量含まれているかに関係なく、がんは自らの活動に必要なエネルギーを得るために、宿主である患者さんの筋肉を利用してブドウ糖を作り出していることを納得いただけると思います。


──────────────────────

この文章の前後には、それぞれが関係した内容をしょうかいしていますので、とつぜんがんには肉食だぁ〜〜というのではありません。
がんと栄養の関係についてを、しっかりとお伝えする内容になったのではないかと思っています。
カナダ往復の飛行機は絶好の原稿チェックのための時間になりそうです。
| ひとりごと | 11:07 | comments(3) | trackbacks(0) |


がんの本執筆のために資料集め
JUGEMテーマ:健康


ガンの本を書くための資料を集めています。
集めているといっても、それは以前に手に入れていたガンと栄養に関する資料をもう一度見直す作業がほとんどです。

それらの資料が発表されたり出版されたりしたのが、高濃度ビタミンCのガンに対する効果がアメリカの一流雑誌で発表される以前のものです。
つまりビタミンCを始めとする栄養素を用いたガン治療が、全く医学会に受け入れられる以前のものです。
実は、最近でもビタミンCへのバッシングがアメリカ国内で発生してしまいました。
このことで、多くの患者さんがオーソモレキュラー療法を自分の治療のひとつに選択する機会が減ってしまったことでしょう。

それでも、以前とは状況が全く異なっています。
権威ある雑誌にビタミンCのガンへの効果が掲載されたり、世界中の大学で患者さんへの臨床試験が行なわれたり・・・そして最も状況が異なるのはインターネットです。

これまでは、一般の方々が情報を得るには本という媒体を用いることがほとんどでした。
そしてその本とめぐり合うのも書店を回って、たまたま目に付いた・・・・ということです。
ところが今では、キーワード一ついれて検索すれば、何らかの情報を得ることが出来ます。

話しが横道へそれてしまいましたが、医学会で全く無視されていた時代においても、この治療の効果を経験した医師たちが脈々と研究を重ね患者さんでの効果を実証してきていたのです。
そんなエピソードも本の中で紹介できればと思っています。

そしてちょっと視点が違いますが、手術・放射線・抗がん剤 といういわゆる標準療法と呼ばれる治療法以外にも多くの治療法があります。
そしてそれらの治療法も、『標準療法ではない』とか『保険で認められていない』などの”非科学的な理由”によって医学会から非難や拒否されることが多いのですが、それらの治療法でもしっかりとエビデンスがあり、理論的にも納得することが出来る治療法が多くあります。
それらの治療法は、今回の本では紹介す余裕がないとおもいますが

”がん最先端治療の実力−三大療法の限界と免疫細胞療法” という書籍で詳しく紹介されています。

この本はサブタイトルが示すとおり、免疫細胞療法の紹介が主になっていますが他の治療法もフェアな立場で紹介されています。ただし高濃度ビタミンC療法を含めた栄養アプローチについては記載されていません。

予定されている著書では、ご自分やご家族のがん治療を選択するための指標となるような内容にしたいと思っています。

| ひとりごと | 22:58 | comments(1) | trackbacks(0) |


がんと栄養の本が出版されます
JUGEMテーマ:健康

クリニックで行っているがんの患者さんへの栄養療法についての本が出版されることになりました。
といっても発売日も未定ですし、まだ一行も書いていないのですが・・・・とりあえず出版だけは決まりました。

その内容は、このブログで繰り返しお伝えしていることと同じ内容になりますが、一冊の本にするので全体の構成や流れに対して注意をはらっていきたいと思います。

お伝えしたいことが、とても多くあります

,ん治療の効果は、腫瘍の縮小が重要ではなく、生活の質をたもった状態での生存期間であること

がんの治療における最善の結果は、がん細胞がひとつ残らず無くなることです。
栄養療法でもそのことを目指して治療しますが、思い通りにがん細胞がひとつ残らず消えることはまれです。正確に言うと、健常人も毎日がん細胞ができていますので、ひとつ残らずがん細胞をなくすことは不可能なことかもしれません。
そして現代医療におけるがん治療の効果判定は、がんの大きさが小さくなるかどうかです。この腫瘍の縮小度合いをもって効果が強いか弱いかを評価していました。たとえその抗がん剤の治療を終えた数ヵ月後に、がんが以前よりも大きくなったとしても、以前に使った抗がん剤は使ったときにがんを小さくしたから効果があった薬剤として認定されます。さらにその治療中の患者さんが感じる副作用の程度については、効果判定には含まれません。つまり副作用が非常に強く、半数の人しか治療に耐えられない抗がん剤であっても、その効果には副作用によって治療ができなかった方々のことは関係なく評価されます。
ところががんの治療では、特に進行してしまったがんについては、どれだけ長い期間を元気で楽しく過ごすことができるかが重要です。そしてその期間は、一般的に想像される長さではなく年単位にすることです。
僕のクリニックを訪れたときには余命数か月と言われた患者さまが来院されます。
ある患者さんは、長く持っても3カ月と言われましたが、1年以上も元気に自宅ですごされました。
同様に3カ月と言われた方が、2年近く仕事を続けられたこともあります。
効果がある抗がん剤がなく、教科書的には1年以内にお亡くなりになる確率が非常に高かったステージの肺がんの患者さんは、もう3年以上元気に過ごされています。
同じステージの肺がんの患者さんも、2年以上経過していますが元気に仕事を続けられています。
骨盤への転移によって2年間以上も車いす生活だった患者さんは、今では元気に歩かれ自転車にのってお買い物を楽しまれています。

あまり一般的になっていない治療で効果があった場合には、主流派のドクターはこう言います。

『例外的に、そのような経過をたどられる患者さんは居ます』

確かに標準療法だけを行っているドクターには例外的な経過ですので、正しいコメントですね。


おっと本に載せる内容を箇条書きにしてお伝えしようと思い  ,覆匹箸弔韻燭里任垢思わず熱くなってしまいました。

△蓮△んと栄養ですね。
は、がんそのものを正しく理解することです。

い皚イ發任討ることでしょう。
これらの情報を理解したのちには、その前と比較して前向きな姿勢で、もし可能であれば楽な気持ちで、がんに向かい合うようになられればと思っています。
| ひとりごと | 08:50 | comments(1) | trackbacks(0) |


がんが増え続ける理由の仮説
JUGEMテーマ:健康


生命体は、本来は自分を常に改善させようという機能である、ホメオスタシスが存在します。
皮膚に傷がつけば、時間が経てば元通りに治るのも、ホメオスタシスによる変化です。この機能は、本来であればがんが発症したときにも効果を出すはずです。

事実、私たちの身体では突然変異によってミクロのがんが生じていますが、それを本来備わっているホメオスタシスの一つである免疫機能によって駆除しているのです。

ところがミクロのがん細胞が、塊をつくりがんの腫瘍を作ると状況が一変します。
人の身体が、あたかもがんを成長させるように協力するかのように見られます。

たとえば、がんの腫瘍にたいして働く免疫細胞から、TNF−α、IL-1、IL-6などのサイトカインといわれるものが分泌されるのですが、それらのサイトカインが私たちの身体に更なるダメージを与えるような働きをしてしまいます。

その代表的な変化の一つが新生血管です。
がん腫瘍が大きくなるために、新しい血管をつくってがんへの血流を増やすようになります。
新生血管の抑制はがん治療のひとつのキーワードになっています。

正常の細胞や身体にダメージをもたらし、がんにとっては成長に有利な環境を作ってしまうサイトカインは、白血球をはじめ様々な細胞に含まれている膜から作り出されます。
細胞膜の主成分は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。サラダ油に含まれるリノール酸とかいわしに含まれるEPAがその代表です。つまり食事から供給された多価不飽和脂肪酸が細胞膜に取り込まれ、その後がんになるとサイトカインの材料になってしまいます。

細胞膜に含まれる多価不飽和脂肪酸の種類によって、がんが発生したときに作られるサイトカインが変わってくるのです。免疫に関係する細胞が、自分で作り出すサイトカインの種類や量をコントロールしているのではなく、私たちが食事からどのような種類の必須脂肪酸を摂取しているかが、自分で作り出すサイトカインの種類と量をコントロールしているのです。

少し難しい話になってきましたが、がんが発症したときに、あたかもがんにとって有利な状況を作り出す、TNF-αなどのサイトカインは、私たちの身体が意図的に作り出しているのではないということなのです。

| ひとりごと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |


がんの食事
JUGEMテーマ:健康

今日は、以前から親交がある大阪の田中クリニック院長の田中善先生がクリニックを訪ねて来てくれました。
田中先生は、古くからがんの患者さんへ最良の治療を提供しようと尽くされている先生です。
そん先生が、このブログで紹介している栄養療法を取り入れてくれていることはとてもうれしいことです。

お昼御飯を一緒に食べながら、自然とがん患者さんへ流される情報・・・・とくにがん患者さんの食事に関する情報について話が集中しました。

新宿のクリニックでも、このところ『今あるガンが消える食事』という本をお読みになった患者さんが来院されます。この本は、ブログでも紹介したと思います。
田中先生のところにも、この本を読んだり・・・あるいは別の本でも玄米菜食のようなガン治療の本を読み受診される患者さんが多くいらっしゃると話されていました。

長期にわたりその食事を継続し、まじめにやっている患者さんであればある程共通することがある・・・

・元気が無く
・うつ傾向で
・検査データで低タンパクである

ガンに対する免疫も弱まり、ガン治療に向かう意欲も無くなり、家でゴロゴロしているばかりになっているというのです。
そんな患者さんには、まず・・・
『お肉も食べて元気をつけよう』
そして『心も身体も整えてから』
『がんに立ち向かう治療をしましょう』

と話をするそうです。

先日訪れた患者さんも同様でした。
がんと分かってから、『今あるガンが消える食事』を読み、実践されていました。

消えるはずのガンは消えず、どんどん元気がなくなり、家でゴロゴロしているばかりになりました。
いよいよ化学療法を行おうとしても意欲が出無い状態でした。
娘さんに連れられて新宿のクリニックを受診したときには、僕の食事指導が180度異なることなのですんなりと受け入れることができなかったようです。
ただ検査データがあまりに低タンパク、低コレステロール・・・重度のタンパク質の異化亢進状態であったのでデータを説明しながらタンパク質摂取の必要性を説明しました。

数回ビタミンCの点滴を行い、食事を変更しサプリメントで補充したところ、日中の身体を横にすることが無くなり先日お会いしたときには
『とても調子よくなりました』
と話してくれました。

10月17日は、がんの点滴療法の国際学会で講演をすることになっています。
がん患者さんにとって最も重要なことは、

元気で生き生きと生活することができる、期間をできるだけ長くすることです。

そのために重要なことは、体重の維持とタンパク質の代謝の維持であることをお話する予定です。

| ひとりごと | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |


教わることが多いです
JUGEMテーマ:健康

昨日の新宿の診察で、ある患者さんとお話しする機会がありました。
その患者さんは、乳がんの転移で化学療法を受けられていましたが、自分の経過や同じ病室の患者さんの経過をみて治療法に疑問をもたれ、昨年の6月に新宿を受診されました。その後ビタミンCの点滴を中心とする栄養アプローチを続けていらっしゃる50歳代の女性の患者さんです。

1年以上この治療に取り組まれ、別人のように元気になられています。
昨日の受診時には、少し日に焼けている印象があったのでちょっと聞いてみました。
どうやら身体も良く動くので、少し庭仕事をしてたらしいのです。この夏の日差しですのでやはり日に焼けてしまいましたと、笑いながら話してくれました。

診察室の会話で、がんになる以前・・・・どんな日常生活だったのか聞いてみました。
すると、ママさんバレーを楽しみ、水泳も・・・とにかく身体を動かすことが大好きで活動的だったことを話してくれました。新宿に来た1年3ヶ月前は、骨への転移で主治医から絶対に立って歩いてはいけないと指導されていたかたです・・・今はいくら良くなって自転車に乗っていても、さすがにバレーボールのような運動は避けています。

その代わり、ピアノを始めたそうなのです。
娘さんが使っていたピアノを調律しなおし、娘さんが習っていたピアノの先生についてバイエルの初歩から始めたそうです。これまでピアノを弾いたことは無かったそうです。

最近では、左右の指もちゃんと動きバイエルも進み、なんと”エリーゼのために” に挑戦しているとのこと。
出来なかった指使いが、何度も練習することによって出来るようになることが楽しくて仕方ない・・・・そんなことをお話ししてくれました。

このところちょっと忙しくなり・・・・勉強会の準備もあり・・・そんな理由で、ブログの更新もおろそかになり・・・本当は○○とかやりたいんだよねぇ〜〜などと話している自分に気が付きました。

どのような病気であっても、治療に取り組まれている患者さんから多くのことを学ぶことが多いです。




| ひとりごと | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) |


| 1/5PAGES | >>