がん治療

がん治療
医療法人回生會 新宿溝口クリニック 医師・歯科医師向けセミナーのご案内
栄養療法で毎日を元気に、穏やかに生きる。がん治療には、栄養摂取が必要不可欠です。標準的な化学療法や手術・放射線療法を行った患者さん方が治療後に生存した期間と、栄養療法を行った患者さんが生存した期間、双方には明らかな差がみられると言われています。

院長よりご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
がん治療において、その過程で失われる体力をどのように回復させるか、またどのように低下を防ぐのか。これらは大きな問題点であるにも関わらず、現在の治療ではなかなか考えられていないことです。
意外に、体力的なことをしっかりと補うことにより、免疫が下がらずにいられ、風邪をひきにくく元気でいる時間が長い、ということがあります。
体力を落とさないということを治療目標に取り入れるだけでも、得られることがあるのです。

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投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。
高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

健康と栄養
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22年の実績のある栄養療法カウンセラーが子供の健康と栄養を語ります。

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明日はがんの講演です
JUGEMテーマ:健康


明日は、
International College of Intravenous Therapy
      設立記念 国際シンポジウム
 「高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療
      〜最新医学情報を明日の診療に導入する〜」

という学会で講演をすることになっています。
自分へ依頼があった内容は、がんと栄養の関係でした。
いろいろと話をする内容を考えたときに、やはりがんの特有の栄養代謝についてをテーマにした。

タイトルは、「慢性消耗性疾患としてのがん治療」

がんにかかることによって、正常とは異なる代謝が生じます。
その結果として、がんは死という転帰があるのです。決してがんが死を招くのではなく、がんによる代謝の変化が原因となります。

がんが生じると、私たちの身体は免疫応答し多くの反応が生じます。
その反応によって、多くのサイトカインという物質が放出されます。
そのサイトカインには、TNF-α、IL-1、IL-6 などがあります。こららのサイトカインによって食欲が減少してしまいます。またこれらの作用は食欲を抑制するだけでなく、身体にある脂肪やタンパク質の分解を促進します。
その結果、がんの患者さんの身体にある脂肪組織や筋肉などのタンパク質が急速に分解消費されてしまい、体重が減少し痩せを作ることになります。

これらの反応は、通常の痩せの機序とはことなるため、食事を増やすとか、高カロリーの点滴をするなどの一般的な栄養失調のときの対応では効果をあげることができません。

そしてこのような状態が続くことによってより栄養状態が悪化し、免疫機能が低下しがんの活動性が亢進するという悪循環になります。

ビタミンCを点滴することによって、その日から食欲が改善することを多く経験しますが、これらのサイトカインの活性を抑制することがその理由であるとおもいます。

また悪循環を作るサイトカインは、実は正常細胞にある細胞膜の脂肪酸を材料として生成されます。
ここでオーソモレキュラー的な考え方が活きてきます。
つまり通常から、悪いサイトカインを作らないような脂肪酸を常に摂取しておくことによって上記の悪循環を作らないように対応することが可能になります。

明日の講演によって、一人でも多くの医師にがんの患者さんへタンパク質を控えるような指導が行われないようになることを願います。
| 栄養療法 | 14:35 | comments(0) | trackbacks(0) |


明日はがんの勉強会です
JUGEMテーマ:健康
 
明日は、東京でがんへの栄養アプローチの勉強会です。
今回の勉強会は、すでにこの治療を取り入れているドクターが対象となる勉強会なので、資料作りも少し趣を変えて作ってみました。

このように内容を絞った勉強会の場合には、基礎的な理論だけでなく実際の臨床でどのような経過をたどられているのか、またその背景はどのような病態の変化があるのか、そしてどのように対応するべきなのか・・・それらの臨床的な内容もお伝えして、他のドクターとの意見交換の場になればよいと思っています。

資料をつくるために、クリニックでビタミンCの点滴を中心としたがんへの栄養アプローチに取り組んでいらっしゃる患者さんのデータをまとめたので、やはりこの治療法は素晴らしいものであると再確認しました。
私たちの身体には、もともとがんに対して様々な抵抗力を持っています。
それは、発がんを防止するだけでなく、がんの転移の抑制、再発の予防など・・・がんの発生や進展を防ぐために素晴らしい機能です。
ビタミンCの点滴治療だけでなく、全身の栄養状態を可能な限り改善し免疫力を高めることは、それらの元々備わっている防御機構をフルに働かせるものです。そして特にビタミンCという物質は、あらゆる場面でがん抑制作用を有し、正常細胞へは何の悪影響を及ぼさない素晴らしい分子(栄養素)であることを再確認させてもらいました。

大量のう水溶性ビタミンは、全て尿にでてしまうので高価な尿をつくるだけで無駄である・・・・などと言う医師は、さすがに居なくなったと思いますが、意図的にビタミンCの血中濃度をあげることによる薬理作用は従来考えらえていた、『水溶性ビタミン』という概念とは全く異なるものなのです。

このことを30年以上まえに唱え、ときに変人あつかいを受けていたライナス・ポーリング博士の偉大さを改めて感じる準備期間でした。

医学の分野では偉大な発見があっても、それが認められるためには40年の歳月が必要である・・・と言われていますが、この分野でもちょうど40年が経ったのです。
| 栄養療法 | 18:43 | comments(1) | trackbacks(0) |


NK細胞を活性化するには
JUGEMテーマ:健康


ガンを殺す働きをするNK細胞がビタミンCによって活性化されることを前回お伝えしました。
今日の診療で、ビタミンCの点滴をされている患者さんから質問をいただきました。
この患者さんは、ガンの治療で有名な大病院の主治医から、効果が期待できる抗がん剤が無いと言われて新宿のクリニックを訪れてくれました。

『先生、自分は良いということは何でもやりたいんだけど、アドバイスくれるかい?』
『今はビタミンCの点滴が終わったら、裏のすし屋でひれ酒をいっぱい飲みながら寿司を食べるのを楽しみにしているのだけれど、これはビタミンCの点滴の効果を最大限にするためには良いことだろうか?』

アルコールは良くないですね!!と即答してしまいました。
体内でのフリーラジカルの発生源としてアルコールが関与するため、せっかくのビタミンCが使われてしまうと思ったからです。
ところが、ふと考えてしまいました。

”患者さんは、点滴のあとのいっぱいのひれ酒と寿司を楽しみにしている。ということは、その楽しみにしている気持ちはNK細胞を活性化させているはずだ・・・”

冷静に考えてみると、1回75〜100gという全く非日常的な量のビタミンCを点滴している直後に、たった1杯のひれ酒で血中濃度が下がるだろうか?
それよりも、数時間かかる辛い点滴の後に1杯のひれ酒と寿司を楽しみにしていた方が、全体を考えると良いのではないだろうか??

とにかく今日ご紹介した患者さまは、前向きです。
ご高齢ですが、『まだまだやりたいことがあるからね!』
と治療にとても前向きです。
次回の点滴の時には、ひれ酒はあまり影響が無いと思い直したとお話しようと思います。



| 栄養療法 | 13:40 | comments(1) | trackbacks(0) |


ストレス下の栄養について
JUGEMテーマ:健康


私たち医師は、多くの栄養剤を保険を使って処方することが出来ます。
手術をした後には、食事が取れるようになるまでは、高カロリー輸液という方法で点滴から栄養を補給します。
食事が取れるようになってからは、液体のジュースタイプの栄養剤を使います。

これらの点滴やジュースタイプの栄養剤は、カロリーも必要なビタミンやミネラルについても計算され必要な種類と量が含まれていることになっています。

ここで疑問が生じます。
点滴の場合には、直接血液中へ栄養素を注射するので、吸収効率については考慮する必要が無いかもしれません。
しかし経口で投与する栄養剤については、一般的な成人が必要なカロリーと栄養素から導き出した栄養剤でよいのでしょうか?

手術の後や化学療法、放射線療法などは、私たちの身体にとって大変重度のストレスがかかった状態であると言うことが出来ます。
ストレス下では、代謝の烈しい組織からダメージを受けます。
そのために消化管粘膜が痛み嘔心や嘔吐が起こり、脱毛が生じることはすでにお伝えしましたね。
つまりストレス下であればあるほど、消化管の機能は低下し吸収効率は比較にならないほど悪化するのです。

そしてストレスが強ければ強いほどタン白質の異化が亢進し、自分の筋肉やアミノ酸を使ってしまうのです。

私たち医師は病気についてはよく勉強し、細かいことまで覚える様に教育さてています。
しかし病気の時の栄養代謝の変化や、今日のテーマであるストレス下での栄養代謝の特徴、ガンの状態での栄養代謝の特徴などについては、興味がある人が自分で調べないと教科書にもかかれていませんし教えてくれる先輩の医師はいません。

そのため、抗がん剤をつかってガンは縮小傾向にあるのですが、体力が持たないので治療できません・・・とか、最悪の場合にはガンは縮小傾向にありながらやせ衰えて抵抗力がなくなり肺炎にかかってお亡くなりになるということが後を絶たないのです。

| 栄養療法 | 13:21 | comments(0) | trackbacks(0) |


嬉しい途中経過
今日は患者さまから嬉しい報告をいただきました。

肺がんを患っている患者さまですが、両側の肺へ転移があるため手術療法ができず、化学療法の治療を行われているかたです。そしてこの方は、化学療法ともに栄養療法を行うことを選択してくれました。分子整合栄養医学の治療は、基本的にはどのような治療法の妨げにはなりません。

どのような栄養アプローチを通常の化学療法と併用しているのかは、もう少しこのがんのブログが進んだときにご紹介しようと思っていますが、いずれにしても抗がん剤の治療と栄養アプローチを併用している現在に治療法によって素晴らしい結果が得られました。

両側に散らばっていたがんの転移がほとんど消失してしまった。
もともとの大きながんのかたまりも半分程度まで小さくなってしまった。

もちろんこのような効果が栄養アプローチをしていなで抗がん剤だけで得られたかもしれないと言うことは否定できません。
しかし、全くと言ってよいほど副作用を経験することなく順調に化学療法を行えていることは明らかな栄養アプローチの成果であると言うことができると思います。
この夏に10kgの遠泳ができたというのも栄養アプローチの成果の一つと言えるでしょう。

40歳代前半の男性です。
是非とも、完治めざして治療へ取り組んでいただきたいと思います。

| 栄養療法 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(0) |


タン白質の重要性 その4
がんの治療を行ううえで、タン白質の重要性は何度でも繰り返しお伝えしなくてしなくてはならないと思います。

前回まで、肝臓のほとんどががんの転移で占められている患者さまの経過についてお伝えしました。
その方は、現在は口からサプリメント(プロテインやアミノ酸など)を摂取することができなくなってしまったことと、自分の肝臓でタン白質を合成する能力が低下していることから、点滴でアルブミンというタン白質を注入しています。

しかし、一般的にがんが進んだ状態であっても、消化管や肝臓に大きな問題がない場合には、口からプロテイン、アミノ酸、ビタミンB群などを、その状況で必要な量をしっかりと摂取すると自分の肝臓でタン白質を合成することができます。

このときにそれぞれの栄養素を必要な量摂取すると言うことがポイントになります。
がんが進行すると、これまでお伝えしたようにタン白質の必要量が増大します。痩せ始めているときには、さらに大量になるのです。
必要な栄養素の種類と量を選択するために、私たちは血液検査を詳細に行うことで選択してもらっています。

がんが進行したときに、『胸に水が溜まりました・・・』 などと言われることがあります。かなり進行したことを示す変化です。しかし、アミノ酸・プロテインをはじめ、多くの栄養素が機能したときに、あっという間に胸の水が減り、元気になられることを多く経験するのです。

タン白質を食べるとがんの進行を促進するから、タン白質の摂取を控えるように・・・という非科学的な理論をいう方が多くいらっしぃ増す。しかし幾らタン白質の摂取を控えてもがんは成長するのです。
| 栄養療法 | 23:38 | comments(2) | trackbacks(1) |


タン白質の重要性 その3
肝臓は薬やアルコールなどを解毒するだけではありません。
身体を機能させるために必要なタン白質を合成するという大切な働きがあります。

ご紹介している患者さまは、がんの転移が肝臓の多くを占めてしまっています。正常の肝臓の細胞が極端に少なくなってしまっています。つまり肝臓の解毒やタン白の合成能も低下しているということになります。

これまで紹介した身体にある大切なタン白質のひとつであるアルブミンも肝臓で作られる大切なタン白質の代表なのです。
アルブミンが減ってくると腹水が生じ、身体もむくむことはお伝えしました。
また重要な栄養素でもあり薬や他の栄養素の運搬役もしています。とにかく大切なのです。

発見時に余命3ヶ月といわれていたため、栄養アプローチを行っていても徐々に肝臓のアルブミンの作る能力が低下します。そして腹膜に散らばっていたがん細胞が活動士さらに腹水を増やしてしまいます。

そんなときには自分の肝臓で作られるアルブミンでは到底不足してしまうのです。
この患者さまは、アルブミンを直接点滴で補給することにしました。
もちろん栄養療法を併用しながら、アルブミンも点滴で補給しています。
点滴治療をするために週のうち半分は入院していますが、その他の日は自宅でご家族と過ごされています。
食事もしっかりと頂き、自宅で家族とともに過ごす時間が充分にある。
そしていわゆるがんの痛みがない。

このような状況で、すでに10ヶ月が経過しています。
強力な化学療法を行っていたら、もちろんがん細胞が小さくなっていたかもしれませんが、現在のような自宅で過ごすことができるような状態ではなかったことでしょう。また標準療法を行っていても余命3ヶ月と言われていたのです。

この患者さまの経過をみても、がんの治療中に自分の肝臓でタン白質を作れる環境を維持することの重要性がご理解いただけると思います。
場合によっては、アルブミンを直接点滴でいれることもとても有効なのです。
ただこのアルブミンの点滴は、保険で行うことが出来ないのです。(病態によっては可能ですが、がんではダメなのです)
そのために患者さまの自己負担になります。

QOLを保つためにとても有効な方法です。なんとか保険で認められるようになればと思っています。

がんの方へのタン白質の制限には注意することが必要ですね。
| 栄養療法 | 17:37 | comments(2) | trackbacks(0) |


タン白質の重要性 その2
手術を担当した医師からは余命3ヶ月と診断されてしまいました。

その後は化学療法を行うことを手術の担当医からは勧められていましたが、この患者さまはそれらの標準療法は一切行わず、栄養療法のみを行うことを選択されました。

がん細胞が腹膜というところに無数に散らばる(播種)ことによって、様々なことが起こります。
その1つが腹水の貯留です。

腹水の中には、大量のタン白質が含まれています。腹部は柔らかい組織で骨で囲まれていないため、驚くほど大量に腹水が溜まります。つまり大量のタン白質が血液中から腹水中へ流れ込みます。
しかもがん細胞は自らの数を増やして、腫瘍の大きさを拡大させるために必要ようなタン白質を患者さんの身体からむしりとって行きます。そのために、手足の筋肉が腫瘍の増大のためのタン白源として利用されて細くなってしまうのです。
がんの末期では貧血が必発ですが、それは通常の鉄欠乏が原因の貧血ではなく、ヘモグロビンというタン白質が使われてしまうために貧血になってしまうのです。

血液中に本来は大量に存在するアルブミンというタン白質もがんの増大のために消費され、しかも腹水へ大量に流れ出してしまいます。
アルブミンとは、通常の血液中に含まれるタン白質の1種です。とても大切な働きを持っているタン白質です。その機能の一つに膠質浸透圧を保つと言う働きがあります。
| 栄養療法 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |


タン白質の重要性
50歳代の男性です。昨年の10月にがんが発見されました。

その時には、肝臓のほとんどはがんの転移で占められ、両側の肺にも転移がありました。
もとは大腸がんで、その部分はがんが大きくなりもう少しで大腸が閉塞しそうです。

すでに全身に転移があるため、ダメージが大きい手術はすることができませんし、意味がありません。
僕がお勧めした治療は、大腸の狭くなっているところだけ、できるだけダメージが少ないように手術してもらう。そうすれば便が通るのでしっかりと食事やサプリメントが摂取できる。そしてその手術の後は、栄養療法を行うというものでした。

大腸の狭くなったところの手術をしてみると、お腹の中も小さいがんが無数に転移していました。腹膜播種という状態です。

手術を担当した外科の医師たちは、余命3ヶ月と診断しました。
| 栄養療法 | 23:37 | comments(0) | trackbacks(0) |


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