がん治療

がん治療
ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
がん治療において、その過程で失われる体力をどのように回復させるか、またどのように低下を防ぐのか。これらは大きな問題点であるにも関わらず、現在の治療ではなかなか考えられていないことです。
意外に、体力的なことをしっかりと補うことにより、免疫が下がらずにいられ、風邪をひきにくく元気でいる時間が長い、ということがあります。
体力を落とさないということを治療目標に取り入れるだけでも、得られることがあるのです。

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関連ブログ紹介

オーソモレキュラー療法
うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。
投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。
高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

オーソモレキュラー療法
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子宮頚がんと栄養
JUGEMテーマ:健康
 毎年一回開かれるオーソモレキュラー療法の国際学会が、今年はカナダのバンクーバーで開かれます。
今年もガンに対する栄養療法の新しいトピックが発表されることでしょう。

今年の学会のメイントピックはビタミンDです。
ビタミンDは、カルシウム代謝の主役なので骨粗鬆症の予防や治療で広く用います。
ところが最近になり、ビタミンDが細胞の核内の遺伝子発現の調節に深く関係することが理解され、様々な疾患の予防や治療に応用されるようになってきました。
特にガンについては、発症の予防に深く関係していることが多くの疫学的な調査でも明らかになり、注目されている栄養素です。

人の子宮がんの多くがHPVというとても弱毒性のウイルス感染によって生じるため、適切なワクチン接種によって予防が可能であること分かっています。
以前もお伝えしたように子宮頸部の正常細胞ががん細胞に移行するときに、前ガン病変と言われている、細胞の異形成が生じます。

従来では、異形成が見つかると定期的な検査を行うことで、異形成細胞ががん細胞へ移行しないかどうかをチェックしあやしい所見が見つかったら、子宮頸部を手術で切除してしまうことが治療です。

栄養アプローチでは、正常細胞→異形成細胞→がん細胞 の移行が細胞の分化の異常を伴っているのでビタミンAを中心とした栄養素を服用し経過を診ることでそれなりの成果を上げてきました。
ところが、細胞分化のトラブルについて、今回の学会の話題になっているビタミンDやビタミンKが関与していることが理解され、さらに多角的なアプローチを行うことが可能になってきました。

HPVウイルスは、咽頭部や喉頭部のガンとも深く関係していることも知られています。
それらのガンも、HPVのワクチンによって発症が予防されるでしょう。
栄養アプローチでは、HPVの仲間であるヘルペスに対して強い作用を有するオリーブ葉エキスが有効であることも考えられます。

| オーソモレキュラー療法 | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) |


カナダの学会にて
JUGEMテーマ:健康

今は、沖縄のホテルにいます。
昨日、今日と2日間、オーソモレキュラー療法についての講演を依頼されているからです。
強風と高波によって大好きな釣りもできず、ホテルでブログを書いていると言うことです。

低血糖症のブログでもお伝えしたように、うつと食事についての本の出版のために、このところかなり時間がとられてしまいました。
かえって出張中のこのようなときの方が、時間があるのかもしれません。

さて沖縄から東京へ戻って1日だけ仕事をした後からは、カナダへ出発です。
それは、ISOMというオーソモレキュラー療法の年1回の国際学会へ参加するためです。
高濃度ビタミンC点滴治療の考え方の基本は、オーソモレキュラー(分子整合医学)という学問になります。ですので数年前からこのISOMでは、高濃度ビタミンC点滴治療が大きな話題になっています。そのため日本から参加されるドクターも少しずつですが増えてきました。そしてもう一つの話題は、精神疾患領域になります。

昨年のISOMから高濃度ビタミンC点滴治療中の経口による栄養素の補充の重要性が話題にあがるようになってきました。ただサプリメントの服用によってビタミンCの点滴を行わない日における血中のビタミンCの濃度を上げようという話題でした。
このブログでお伝えしているような、たんぱく質の代謝を維持向上させて生存日数を長期間にわたって延ばそうというものではありません。

さて先日、その学会の主催者からメールが来ました。
学会中の夜に開かれるレセプションにおいて、日本のオーソモレキュラー療法の現状についてスピーチをして欲しいと言うものでした。
果たして、自分が話す英語が通じるかどうか・・・はなはだ疑問で不安なのですが、まあとりあえずやってこようと思います。

きっとパソコン持参の出張となりますので、がんの治療の分野の情報などについてレポートしようと思います。

| オーソモレキュラー療法 | 10:44 | comments(1) | trackbacks(0) |


ピロリ菌と胃がんとビタミンC
JUGEMテーマ:健康


このブログで栄養療法は、オーソモレキュラー療法に基づいているものです。
ライナスポーリング博士が提唱したこの治療方は、栄養素(分子)の濃度を病態に最適な濃度へ変更することで改善を得るものです。

そのときに使用する栄養素が、通常の栄養学とはかけ離れた量を使用するため、大量療法とかメガドーズとかメガビタミンとか言われています。
一般的常識といわれている量と異なるのは、ビタミンCの血中濃度がある程度必要なために、100gとかの量の点滴になる場合もありますが、栄養代謝では個人の差が著しくことなり、40倍の差があるという前提にも関係します。

この栄養素の働きには40倍の個人差があるというのは、オーソモレキュラー療法の創設者であるライナスポーリングが話されていたことです。

胃がんとピロリ菌感染の関係を見てみることによって、大きな個人が存在することを確認することが可能です。

胃は食材を体内へ吸収するために重要な働きをしています。
そのひとつに発がん性作用を持つ物質を、体内へ吸収させないようにすることを含んでいます。
つまり強力な酸としての性質をもつ胃酸を十分に分泌し、物質のもつ毒性を無毒化するようにしているのです。
また胃粘膜はビタミンCを胃酸とともに分泌し、直接的に発がん性物質の無毒化を行っています。

ところが胃粘膜にピロリ菌が感染しているときには、胃粘膜の萎縮や炎症が起こりやすくなり、胃酸の適正な分泌が抑制され、また同時にビタミンCの胃液中への分泌が著しく抑制されます。
これまで行われた実験からわかっていることは、ピロリ菌の感染者の胃液中のビタミンCの濃度を健常者と同程度まであげる為には、一般的に必要と言われているビタミンCの摂取量の40倍もの大量摂取が必要であることが分かっています。

つまり、同じ作用を得るために必要となる栄養素の量に大きな個人差があり、その個人差は40倍であると言ったポーリングの発言の正当性がこのピロリ菌感染者のビタミンCの濃度低下によって確かめられたとも言うことが出来るかもしれません。

ピロリ菌感染者に胃がん発症が著しく高い理由のひとつに、上記の機序も関係している可能性は否定することはできません。

栄養素の摂取は、一般的に言われている欠乏症を予防するために必要な量では、まったく足りないことが多くあるのも、個人差が40倍もあることを理解することが大切です。

そのときそのときの状態を血液検査で確かめ、常に必要な栄養素の種類と量をサプリメントによって補給することは、すべての病態の改善の基礎になることは明白です。
それは、がんの患者さんへのビタミンCの点滴療法中にも当てはまることなのです。
| オーソモレキュラー療法 | 21:47 | comments(0) | trackbacks(0) |


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