がん治療

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溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
がん治療において、その過程で失われる体力をどのように回復させるか、またどのように低下を防ぐのか。これらは大きな問題点であるにも関わらず、現在の治療ではなかなか考えられていないことです。
意外に、体力的なことをしっかりと補うことにより、免疫が下がらずにいられ、風邪をひきにくく元気でいる時間が長い、ということがあります。
体力を落とさないということを治療目標に取り入れるだけでも、得られることがあるのです。

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がん性腹水の治療
JUGEMテーマ:健康

腹部のがんが、腹膜などへ転移したり浸潤したりするときに、腹水が急に貯まることがあります。
この状態を『がん性腹水』と言い、治療に難渋する病態です。

がん性腹水がたまってくると、腹腔内の臓器を腹水が圧迫します。
そのために食事量が減ってしまい、食欲も急激に減少します。

最終的には腹水を抜くことを行うのですが、腹水を抜いた後に急激に全身状態が悪化し最悪の場合には体力が無くなりお亡くなりになることもあります。
また、腹水が増えてくると横隔膜を押し上げ肺を圧迫することになります。そうすると呼吸が苦しくなり、酸素の取り込みも困難になってしまうため横になって休むこともできなくなってしまいます。

がん性腹水が貯まると、それまでの主治医はなすすべがなくなってしまうことがほとんどです。

ところが、腹水濾過濃縮再静注法という治療法があります。

それは、がん性腹水を無菌操作で濃縮濾過したものを静脈内へ戻す治療法です。
つまりアルブミンなどの重要な栄養分が豊富に含まれている腹水を、一度体外へ取り出しろ過することによって可能な限りがん細胞などを取り除きます。また不要な水分などを取り除き濃縮し、再び自分の静脈へ戻すという治療法です。

この治療によって、がんが改善したりするものではないため、がんの専門医にはあまり知られていないのが現状です。
ところが腹水の辛さから解放された患者さんは、とても身体が軽くなり食欲が戻りとても元気になります。
そのときに上手に栄養補給を行い、IVCなどを含めた総合的な栄養療法を行うことによって、再び元気な状態で過ごす貴重な時間を取り戻すことができるのです。

今回、栄養療法を
行っている関西の関連医療機関からがん性腹水の患者さんについて相談を受けました。
そしてこの腹水濾過濃縮再静注法を紹介しました。

この治療法を知った患者さんが、自分のがんの主治医へ相談し一番近くの治療可能な医療機関を受診したい旨を伝えたところ、なんとその病院でも腹水濾過濃縮再静注法を行っていると、がんの主治医に初めて言われたのです。

腹水が貯まり、呼吸すら苦しくなるほどの状態になっていて、同じ病院内で腹水を楽にする治療法があるにも関わらず、がんの主治医からは腹水濾過濃縮再静注法についてはなんの説明も無かったそうです。

このことからも分かるのですが、がんの主治医はがんを治すための治療法がなくなると患者さんの状態改善のための治療には、あまり積極的にはなりません。
知らなかったのであれば、まだなんというか罪は軽いというのでしょうか・・・ですが、同じ病院内で素晴らしい治療法があるにも関わらず、患者さんへ紹介すらしなかったのには驚きました。

これからの時代、患者さんやご家族の方々が主体的にがんの治療についてを決めていくことが必要なのです。
| がん一般 | 17:10 | comments(1) | trackbacks(0) |


コメント
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| - | 2014/02/20 11:45 PM |
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詳しくは、ブログ『統合失調症、低血糖症、うつ病』2013.1.23の記事をご覧ください。







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