がん治療

がん治療
ご挨拶
溝口 徹

溝口 徹(みぞぐち・とおる)
がん治療において、その過程で失われる体力をどのように回復させるか、またどのように低下を防ぐのか。これらは大きな問題点であるにも関わらず、現在の治療ではなかなか考えられていないことです。
意外に、体力的なことをしっかりと補うことにより、免疫が下がらずにいられ、風邪をひきにくく元気でいる時間が長い、ということがあります。
体力を落とさないということを治療目標に取り入れるだけでも、得られることがあるのです。

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オーソモレキュラー療法
うつ病からがんの治療までオーソモレキュラー療法(栄養療法)の実際
うつ病、パニック障害、発達障害からがんの治療まで海外で広く実践されている「薬だけに頼らない」オーソモレキュラー療法を紹介します。
投薬治療が中心のうつ病や統合失調症などに多くの実績があり発達障害にも応用されています。
高濃度ビタミンC点滴療法は、がんの治療に新しい可能性を提供します。

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がんが増え続ける理由の仮説
JUGEMテーマ:健康


生命体は、本来は自分を常に改善させようという機能である、ホメオスタシスが存在します。
皮膚に傷がつけば、時間が経てば元通りに治るのも、ホメオスタシスによる変化です。この機能は、本来であればがんが発症したときにも効果を出すはずです。

事実、私たちの身体では突然変異によってミクロのがんが生じていますが、それを本来備わっているホメオスタシスの一つである免疫機能によって駆除しているのです。

ところがミクロのがん細胞が、塊をつくりがんの腫瘍を作ると状況が一変します。
人の身体が、あたかもがんを成長させるように協力するかのように見られます。

たとえば、がんの腫瘍にたいして働く免疫細胞から、TNF−α、IL-1、IL-6などのサイトカインといわれるものが分泌されるのですが、それらのサイトカインが私たちの身体に更なるダメージを与えるような働きをしてしまいます。

その代表的な変化の一つが新生血管です。
がん腫瘍が大きくなるために、新しい血管をつくってがんへの血流を増やすようになります。
新生血管の抑制はがん治療のひとつのキーワードになっています。

正常の細胞や身体にダメージをもたらし、がんにとっては成長に有利な環境を作ってしまうサイトカインは、白血球をはじめ様々な細胞に含まれている膜から作り出されます。
細胞膜の主成分は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。サラダ油に含まれるリノール酸とかいわしに含まれるEPAがその代表です。つまり食事から供給された多価不飽和脂肪酸が細胞膜に取り込まれ、その後がんになるとサイトカインの材料になってしまいます。

細胞膜に含まれる多価不飽和脂肪酸の種類によって、がんが発生したときに作られるサイトカインが変わってくるのです。免疫に関係する細胞が、自分で作り出すサイトカインの種類や量をコントロールしているのではなく、私たちが食事からどのような種類の必須脂肪酸を摂取しているかが、自分で作り出すサイトカインの種類と量をコントロールしているのです。

少し難しい話になってきましたが、がんが発症したときに、あたかもがんにとって有利な状況を作り出す、TNF-αなどのサイトカインは、私たちの身体が意図的に作り出しているのではないということなのです。

| ひとりごと | 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |


がんの講演会から
JUGEMテーマ:健康

先日の日曜日、秋葉原でがんの学会が開かれました。
そのトップバッターとしてがんを慢性消耗性疾患としてとらえることと、がん特有の代謝とその治療について話をしました。

なにしろ講演の持ち時間が30分
そして伝えたいことは、山ほど・・・そのため準備したスライドは60枚・・・かなり絞ったのですが。。。

1まい1まいのスライドで話したいことが山ほどあるため、30分間はあっという間に終わってしまいました。
途中、早口になっている自分に気がついたのですがもう軌道修正は困難です。

きっと参加し聞いてくれていたドクターの印象も・・・・早口講演だった・・と思われたのではないでしょうか?
外国からの招待演者の先生方におかれては、まさに???の講演だったと思います。

さてがんはこのブログで紹介している通り、自分の成長にとって都合のよい環境に私たちの身体を変えていってしまいます。
ある意味、抗がん剤や放射線療法も免疫を抑制する治療ですので、ある意味がんの発育にとって都合がよい状態を作るということができるかもしれません。それは抗がん剤を用いた治療のときには実感することが多くあります。
新しく抗がん剤を使うようになると、一時的にがんの大きさが小さくなったり転移がきえたりします。
ところがその抗がん剤の治療を終えると、それ以前よりも早い時期にがんの転移が見つかったり大きさが増大したりするようになります。
これらは、抗がん剤によってがん細胞もダメージを受けますが、結果として免疫が落ちた身体が治療後のがんへの抵抗性を弱めてしまっていると考えられます。

さてこのような信州的な治療をしていないときでも、がんは身体を自分が育ちやすい状態へ変化させます。
その代表が貧血です。
がん細胞は、通常の細胞とことなり酸素を必要としない嫌気性代謝という経路で自らの活動のエネルギーを産生します。つまりがんは、酸素が十分にある環境では活動しにくいのです。
様々な手段を用いて、貧血を引き起こし自分にあまり酸素が来ないように変化させます。

別の経路では、がんを殺そうとして私たちの免疫細胞から様々なサイトカインが産生されます。
ところがこれらのサイトカイン自体が、筋肉や脂肪を消費し身体を弱めるような作用があるのです。つまりがんを殺そうとして出された物質で、自分の身体が弱められるのです。

こんな話をしたのですが、講演後に質問を受けました。

がんが生じると私たちの身体が、自らを弱めるような反応が次々と起こってしまうのはどうしてか?
そんな内容です。
つまり私たちの身体は、本来は異物を排除し自らを常に良くしようとしているのが原則だからです。

この素朴な疑問にはいくつかの仮説が自分にはあるので、その点について私見としてお答えしたのです。

| がんの治療 | 21:07 | comments(0) | trackbacks(0) |


明日はがんの講演です
JUGEMテーマ:健康


明日は、
International College of Intravenous Therapy
      設立記念 国際シンポジウム
 「高濃度ビタミンC点滴療法によるがん治療
      〜最新医学情報を明日の診療に導入する〜」

という学会で講演をすることになっています。
自分へ依頼があった内容は、がんと栄養の関係でした。
いろいろと話をする内容を考えたときに、やはりがんの特有の栄養代謝についてをテーマにした。

タイトルは、「慢性消耗性疾患としてのがん治療」

がんにかかることによって、正常とは異なる代謝が生じます。
その結果として、がんは死という転帰があるのです。決してがんが死を招くのではなく、がんによる代謝の変化が原因となります。

がんが生じると、私たちの身体は免疫応答し多くの反応が生じます。
その反応によって、多くのサイトカインという物質が放出されます。
そのサイトカインには、TNF-α、IL-1、IL-6 などがあります。こららのサイトカインによって食欲が減少してしまいます。またこれらの作用は食欲を抑制するだけでなく、身体にある脂肪やタンパク質の分解を促進します。
その結果、がんの患者さんの身体にある脂肪組織や筋肉などのタンパク質が急速に分解消費されてしまい、体重が減少し痩せを作ることになります。

これらの反応は、通常の痩せの機序とはことなるため、食事を増やすとか、高カロリーの点滴をするなどの一般的な栄養失調のときの対応では効果をあげることができません。

そしてこのような状態が続くことによってより栄養状態が悪化し、免疫機能が低下しがんの活動性が亢進するという悪循環になります。

ビタミンCを点滴することによって、その日から食欲が改善することを多く経験しますが、これらのサイトカインの活性を抑制することがその理由であるとおもいます。

また悪循環を作るサイトカインは、実は正常細胞にある細胞膜の脂肪酸を材料として生成されます。
ここでオーソモレキュラー的な考え方が活きてきます。
つまり通常から、悪いサイトカインを作らないような脂肪酸を常に摂取しておくことによって上記の悪循環を作らないように対応することが可能になります。

明日の講演によって、一人でも多くの医師にがんの患者さんへタンパク質を控えるような指導が行われないようになることを願います。
| 栄養療法 | 14:35 | comments(0) | trackbacks(0) |


体重が大切


がんの患者さんを治療するとき、身体にあるがん細胞を全て無くしてしまうこと・・・それが理想的な治療ゴールの一つであることには依存はありません。
そして多くの医師だけでなく患者さんも、全てのがん細胞を身体からなくすことが、極めて困難であることを知っています。

10月17日 東京で点滴療法研究会が国際学会を設立する記念の集まりが開かれます。
海外から著名ながんの研究者が来日され講演する予定になっていますが、なんと自分も講演をすることになっています。

今回は、その講演の内容を少しだけ先行してお伝えします。

先ほどのようにがん細胞を身体からなくすことが極めて困難であることを考慮すると、がん患者さんの治療で、元気で質の高い生活をおくることができ、可能であれば天寿を全うする。。。ということを治療の目的にすることが出来ます。

さてそうしたとき、なにが指標になるのか???

その一つが体重であり、血液中のタンパク質の一種のアルブミンになります。
元気で長生き出来るかどうかの指標には、がんの大きさや種類や腫瘍マーカーの変化などは基本的に関係ないのです。

大腸癌、胃がん、肺がん・・・・多くの種類のがんにおいて、体重減少が起こる患者群と比較して体重減少が起こらない患者群の方が生存期間が長くなることが知られています。がんの種類によっては、約2倍にも平均の生存期間に違いが生じます。

体重を減らさないように栄養面に気をつけることがどれだけ大切な治療の一つであるか分かります。

がんの病態が進行することで多くの場合には、体重が減少するようになってしまいます。
この変化には、がん特有の代謝の変化が深く関係します。
| がんの治療 | 14:08 | comments(0) | trackbacks(0) |


がんの食事
JUGEMテーマ:健康

今日は、以前から親交がある大阪の田中クリニック院長の田中善先生がクリニックを訪ねて来てくれました。
田中先生は、古くからがんの患者さんへ最良の治療を提供しようと尽くされている先生です。
そん先生が、このブログで紹介している栄養療法を取り入れてくれていることはとてもうれしいことです。

お昼御飯を一緒に食べながら、自然とがん患者さんへ流される情報・・・・とくにがん患者さんの食事に関する情報について話が集中しました。

新宿のクリニックでも、このところ『今あるガンが消える食事』という本をお読みになった患者さんが来院されます。この本は、ブログでも紹介したと思います。
田中先生のところにも、この本を読んだり・・・あるいは別の本でも玄米菜食のようなガン治療の本を読み受診される患者さんが多くいらっしゃると話されていました。

長期にわたりその食事を継続し、まじめにやっている患者さんであればある程共通することがある・・・

・元気が無く
・うつ傾向で
・検査データで低タンパクである

ガンに対する免疫も弱まり、ガン治療に向かう意欲も無くなり、家でゴロゴロしているばかりになっているというのです。
そんな患者さんには、まず・・・
『お肉も食べて元気をつけよう』
そして『心も身体も整えてから』
『がんに立ち向かう治療をしましょう』

と話をするそうです。

先日訪れた患者さんも同様でした。
がんと分かってから、『今あるガンが消える食事』を読み、実践されていました。

消えるはずのガンは消えず、どんどん元気がなくなり、家でゴロゴロしているばかりになりました。
いよいよ化学療法を行おうとしても意欲が出無い状態でした。
娘さんに連れられて新宿のクリニックを受診したときには、僕の食事指導が180度異なることなのですんなりと受け入れることができなかったようです。
ただ検査データがあまりに低タンパク、低コレステロール・・・重度のタンパク質の異化亢進状態であったのでデータを説明しながらタンパク質摂取の必要性を説明しました。

数回ビタミンCの点滴を行い、食事を変更しサプリメントで補充したところ、日中の身体を横にすることが無くなり先日お会いしたときには
『とても調子よくなりました』
と話してくれました。

10月17日は、がんの点滴療法の国際学会で講演をすることになっています。
がん患者さんにとって最も重要なことは、

元気で生き生きと生活することができる、期間をできるだけ長くすることです。

そのために重要なことは、体重の維持とタンパク質の代謝の維持であることをお話する予定です。

| ひとりごと | 22:14 | comments(0) | trackbacks(0) |


がんを慢性疾患として・・・
JUGEMテーマ:健康

来月には、がんに対するビタミンCの点滴療法を中心とした国際学会が東京で開かれます。
その学会で講演をすることになっているのですが、テーマは”がんを慢性疾患としてとらえて扱う”です。

新宿のクリニックでは、数年にわたり高濃度ビタミンCの点滴を続けている患者さんが数名いらっしゃいます。
ビタミンCの点滴を週2回行なっていますが、皆さん毎日の生活は問題なく過ごされています。

ビタミンCの点滴治療を始めたときから、従来の治療法では確実な効果が期待できない状態でした。そのことを考えると長い期間にわたり日常生活の質を保ち、がん自体の活動性をコントロールできていることは驚くべき結果であるとおもいます。

ところがこの長い期間、全くがんが悪さをしていない訳ではありません。
時に増悪傾向を示し、患者さんによっては抗がん剤の変更や一時的な入院などが必要になる時期もあるのです。

一般の診療では、画像診断で転移を確認します。
そのため転移が見つかることが、すなわちがんの増悪になります。
そして抗がん剤の変更や増量を行い、転移したがんが小さくならなければ、治療の効果がないとはんだんします。

このブログでも何回か紹介しているジアセチルスペルミンという検査の結果を細かく見てみると、がんの増悪期間とはそれほど長くないように思えます。
総合的な栄養アプローチやビタミンCの点滴を行なっていると、がんの増悪が起こっても1〜2ヶ月程で収まるようです。

がんの活動性が収まっても、転移したがんは画像上小さくなりません。
眠っているガン細胞の小さな塊は、そう簡単に小さくなったり消えたりすることは無いようです。

ガン細胞は、抗がん剤にたいして耐性が生じます。今まで効いていた抗がん剤が効かなくなります。
もっと強く、副作用が強い抗がん剤が必要になります。

そして最終的に・・・・使う薬がありません・・・・・となることが多いのです。
ビタミンCの点滴をしている患者さんの検査結果の推移を診て来た結果から思うことは、1回の画像診断だけで入院や強い抗がん剤への変更などを決めることには慎重になった方が良いということです。

| がん一般 | 00:23 | comments(0) | trackbacks(0) |


教わることが多いです
JUGEMテーマ:健康

昨日の新宿の診察で、ある患者さんとお話しする機会がありました。
その患者さんは、乳がんの転移で化学療法を受けられていましたが、自分の経過や同じ病室の患者さんの経過をみて治療法に疑問をもたれ、昨年の6月に新宿を受診されました。その後ビタミンCの点滴を中心とする栄養アプローチを続けていらっしゃる50歳代の女性の患者さんです。

1年以上この治療に取り組まれ、別人のように元気になられています。
昨日の受診時には、少し日に焼けている印象があったのでちょっと聞いてみました。
どうやら身体も良く動くので、少し庭仕事をしてたらしいのです。この夏の日差しですのでやはり日に焼けてしまいましたと、笑いながら話してくれました。

診察室の会話で、がんになる以前・・・・どんな日常生活だったのか聞いてみました。
すると、ママさんバレーを楽しみ、水泳も・・・とにかく身体を動かすことが大好きで活動的だったことを話してくれました。新宿に来た1年3ヶ月前は、骨への転移で主治医から絶対に立って歩いてはいけないと指導されていたかたです・・・今はいくら良くなって自転車に乗っていても、さすがにバレーボールのような運動は避けています。

その代わり、ピアノを始めたそうなのです。
娘さんが使っていたピアノを調律しなおし、娘さんが習っていたピアノの先生についてバイエルの初歩から始めたそうです。これまでピアノを弾いたことは無かったそうです。

最近では、左右の指もちゃんと動きバイエルも進み、なんと”エリーゼのために” に挑戦しているとのこと。
出来なかった指使いが、何度も練習することによって出来るようになることが楽しくて仕方ない・・・・そんなことをお話ししてくれました。

このところちょっと忙しくなり・・・・勉強会の準備もあり・・・そんな理由で、ブログの更新もおろそかになり・・・本当は○○とかやりたいんだよねぇ〜〜などと話している自分に気が付きました。

どのような病気であっても、治療に取り組まれている患者さんから多くのことを学ぶことが多いです。




| ひとりごと | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0) |


がん細胞の増殖
JUGEMテーマ:健康


ガン細胞が固まりを作り、その大きさを拡大するときには、それまであった正常血管からの酸素供給ではまかなえなくなります。すると血管から遠いガン細胞は酸素が足りなくなり低酸素状態になってしまいます。
このときガン細胞は自分の細胞活動のエネルギー源として重要なブドウ糖を多く取り込むように自己を変えて生きます。そのためガン細胞は正常細胞よりも多くのブドウ糖を取り込むように変わります。

また同時に、大量の血液をえるために血管を新しく作るようになります。
新しく作られた新生血管は、血管造影ではくもの巣のように細かくはびこっていることが見えてきます。
血管を新しくつくり、しかも細胞は糖を取り込みやすく変化しているので、がんの腫瘍は正常組織と比較して5〜6倍のブドウ糖を取り込むようになってしまいます。

なんどもお伝えしますが、がんは糖が大好きなのですね。
この原理を応用したのが、極小のがんを見つけるPET検査になるわけです。

ある濃度以上のビタミンCが選択的にガン細胞にダメージを与えることが判明しビタミンCの点滴療法が確立されました。そしてがんに血流を供給している動脈からビタミンCを注入することを試み始め、すでに多くの患者さんが取り組まれています。
そして効果がでてくると、新生血管の血流が激減し造影でも見えなくなり、最終的に血流がなくなってしまうこともあります。



| がん一般 | 23:37 | comments(1) | trackbacks(0) |


高濃度ビタミンC点滴療法の番外編
JUGEMテーマ:健康
本日の診療中に、患者さんから一本のバラを頂きました。
35℃を超えるほどの猛暑の影響もあると思います。水でしめったコットンを切り口に持ってきて頂いたのですが、花びらの端っこは色がくすみ、よれよれになっていました。
葉っぱもどこか生気がなく勢いがありませんでした。

そこでふと思い出したのが、高濃度ビタミンCが入っていた空ビンを使うことでした。

看護師さんにお願いして高濃度ビタミンCの空ビンに水を入れてもらい、いただた一本のバラを一輪ざしにしました。
昼休みに外出し、診察室へ戻ってみると  びっくり です。

枯れかかっていた切りバラの葉っぱが、その先までピンと張って元気はつらつです。 
しかも色が変わりかけていた花びらも端々まで薄いピンクが満ちています。



使い古しの高濃度ビタミンCのビンの内側にわずかに残っていたビタミンCが、バラに命を吹き込んだような印象でした。

ビタミンCの空き瓶を一輪ざしに使うことは、沖縄で栄養療法に取り組まれているドクターから聞きました。本来自分でビタミンCを合成すことが出来る植物でも、切りバラのような状況であるような場合には、これほどまでに劇的な効果が得られるものだと感心しました。

高濃度ビタミンC点滴療法が、一人でも多くの患者さんと医師へ知られ、そして用いられることをのぞみます。
| ひとりごと | 15:47 | comments(3) | trackbacks(0) |


がん腫瘍の発育
JUGEMテーマ:健康
早期がんと言われる2cmの腫瘍になるまで、1個のがん細胞が10億個に増えなければならないことをお伝えしました。
一般的には、がんの悪性度はその発育の速度が速いほど悪性が強いと判断されます。

がんの塊である腫瘍の増殖速度は、体積が2倍になる為に必要な時間で”ダブリングタイム”として測定されます。
通常では、レントゲン写真やCT検査などで腫瘍の大きさを測定し推定されています。
代表的ながんのダブリングタイムは、1〜3ヶ月と言われ、腫瘍の種類や原発巣か転移巣の違いによって大きく異なります。

つまり同じ種類のがん細胞であっても、原発部の腫瘍のダブリングタイムと転移して出来た腫瘍のダブリングタイムには違いがあり、通常では転移して出来た腫瘍の方がダブリングタイムは短くなります。つまり転移腫瘍の方が大きくなる速度が速いと言うことです。

たとえば同じ肺がんであっても、腺がんのダブリングタイムは21週であり、扁平上皮がんのダブリングタイムは12週です。
乳がんでは、原発巣のダブリングタイムは14週ですが、転移巣のダブリングタイムは11週になります。

ところがこれらの代表的ながん細胞の理論的なダブリングタイムは、4.2〜20日と極めて短く、腫瘍は急速に増大するはずなのです。
なぜ理論的なダブリングタイムと実際のダブリングタイムがこれほどまでに異なるのでしょうか?

このことから推測されることがいくつかあります。
それは、ヒトの身体の中では、ヒトのがん腫瘍では、細胞がアポトーシスやネクローシスによって消失する率がとても高いこと。
腫瘍を形成するがん細胞のうち、実際に活発に細胞分裂を繰り返している数は少なく、実際には細胞分裂を休止していたり止めてしまった細胞が多く含まれること。

これらのことが推測されます。

腫瘍に含まれるがん細胞のうち、活動性があるがん細胞は、その分裂や増殖のために多大なエネルギーを必要とします。そのエネルギーは、もちろん血流をとおして供給されなくてはなりません。
ところががんの腫瘍はもともと身体にあった物ではないので、血流を豊富に供給されるためには新しく血管を作らなくてはなりません。

そうして出来た物が、がんへ血流を供給する”新生血管”というものです。
 
| がん一般 | 16:48 | comments(0) | trackbacks(0) |


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